経済面の対策

【海外生活】経済的な余裕を持つために【国際ボランティア】

海外での生活・ボランティア活動は困難も多いですが、お金には代えがたいとても貴重な経験です。若い頃の経験はお金を払ってでもしたほうが良いという言葉もあります。

その考え方には全面的に賛成ですし、私自身もお金を払い・給料がもらえない時期があったとしても様々な経験をしたいと思っています。

とはいえ、、、。

やはりお金があるに越したことはありませんし、お金がないことでしたい事が出来なければ意味がありません。

こちらの記事では長期の海外生活、特に国際ボランティアに行きたいと考えている人に向けて、経済面での対策を記載させていただきます。

  • 海外に行きたいけど、経済面が心配
  • 効果的な節約の方法を知りたい
  • 海外でお金を稼ぐ方法をしりたい
  • 帰ってきた後の日本での生活が心配

なぜ経済的な事を考える必要があるのか?

たとえ無償の活動であっても、継続的に活動を続けていくためには必ずお金が必要です。

これまで多くの海外ボランティア活動をしている人たちに出会ってきましたが、お金等の報酬は度外視し、自分たちの使命感・現地の人たちへ少しでも貢献したいとの思いで活動をしているような素晴らしい方々ばかりでした。

しかし、「今後もこのような活動を続けるのですか?」と伺ってみると、経済面での不安の声が帰ってくる事も少なくはありませんでした。

「貯金がなくなってしまいそうなので帰らないと。」

「日本での仕事がまだ見つかっていないから探さないと。」

詳しく話を聞くと、英語力・安全面での対策は十分にしてきたが、経済的な対策はあまり考えていない人も多くいました。

海外でのボランティア活動は、その気になれば生涯に渡って続ける事が出来る活動の一つです。その選択肢が経済面の問題でなくなってしまっては勿体ないです。

海外生活中にも出来る節約・節税対策、資産運用の方法は多数存在します。それらを日本で準備しておくただけでも年間数十万円の節約が可能となり、経済面での心配を減らす事が出来ます。

お金を守る・減らさない方法

貯めれるお金 = 収入 - 支出

上記のように収入から支出を引いた金額が自分自身が貯金できる額になります。そのため、収入を増やす、もしくは支出を減らす事が重要になります。

収入はそう簡単に増やすことは出来ませんが、支出については少し手を加えるだけで簡単に減らす事が出来る事も多いです。

次の点が支出を見直す時にオススメの点です。

  1. 固定費を削減する
  2. 家計簿アプリを使用する
  3. 日々の支出を見直す

節約を考える上では、特に固定費の削減は重要かつ効果的です。

固定費を削減する

固定費というのは、住宅費・光熱費・通信費・車の維持費等の何もしなくても毎月必要となる費用の事をいいます。

固定費を減らす事ができれば、その後は何もしなくても半永久的に節約が可能となります。そのため、まずはじめに考えるのがオススメです。

  1. 通信費の削減(携帯電話の使用量)
  2. 保険を見直す
  3. 車の維持費

通信費の削減(携帯電話の使用量)

携帯電話会社には大手3社のdocomo, au, softbankと、格安SIM(MVNO)があります。

最大手の3社を使用している人たちは月に8000円〜1万円の通信費が必要になりますが、格安SIMでは月3000円以下と大幅に値段が違います。格安SIMに乗り換えるだけでも月に5000円近くの節約が可能となります。

また海外では日本の携帯を使用することはほとんどありません。格安SIMであればプランを変更して金額を安くすることが出来るため、海外渡航者にとっては格安SIMは必須の選択肢といっても良いと思います。

※2022年3月現在ではrakuten UN-LIMITが最もオススメです。使った分のみ支払うという形式のため、海外滞在中は月0円で携帯を維持する事が出来ます。

格安SIMに乗り換えるメリット
  1. 毎月の通信費が3000円以下になる
  2. 様々なプランがあるため自分の使用量に合わせて変更出来る
  3. 海外渡航用のプランでさらに安く出来る

格安SIMのメリットは何よりも値段だと思います。プランと自分の使用量の調整次第では月3000円以下で利用することも可能です。

格安SIMに乗り換えるデメリット

デメリットは次の3つがあります。

  1. キャリアメールが使用できない
  2. 地域と時間帯によって通信環境が悪くなる事がある
  3. 契約手続きが必要

次のようなデメリットがありますが、キャリアメールについては最近では殆どの人がgoogleやyahooサービスのメールアドレスを使用しており困ることはまずありません。

通信環境については時間帯によって遅いと感じる事はありますが、使用に支障が出ることはほとんどありません。またWi-Fi環境があれば通信に悩まされる事はありません。

契約の手続きについてもとても見やすいマニュアルがあるため、それに従えば問題なく設定が出来ます。困った時のサポートもしっかりしています。

海外渡航者は絶対に格安SIMがオススメ

上記のようにデメリットはありますが、月5000円以上の節約効果は非常に大きいです。そして海外渡航者にとってもメリットが大きいプランが多いです。大手の魅力もありますが、海外に行かれる方については是非格安SIMへの乗り換えを検討してみてください。

保険を見直す

海外渡航前にぜひ一度自分が入っている保険を見直してみてください。

海外滞在中には民間の保険が適応されない場合もあるため、無駄に保険費用だけを払ってしまう事にもなります。また多くの日本人は不要な保険にまで入ってしまっている人も多いためこの機会で一度確認する事をオススメします。

私たちは全て社会保険としての健康保険・国民健康保険に入っていますが、人によってはその他にも生命保険、養老保険、学資保険、外貨建て保険等の様々な保険に入っています。

例えば「生命保険文化センターの2018年度生命保険に関する全国実態調査」によると世帯平均月3万円、年間40万円近い額を生命保険に支払っていると言われていますが、その他の保険も合わせると莫大な金額になります。

固定費の削減を考える時には保険の見直しは必須です。

保険の役割

「念のために」、「不安だから」というような理由で保険に入る人がいますが、保険は本来「滅多に起こらないけど、それが起こった時の損失が非常に大きい時に保障を買う」というのが正しい使い方です。

損失が小さいのであれば、たとえ不安があっても保険は必要ありません。貯金等の蓄えで対応するのが理想です。

損失が小さい 損失が大きい
確率が低い  

貯金で備える

 

保険で備える

確率が高い  

貯金で備える

 

関わらない

日本では社会保険が充実している

日本では政府主導で運営している社会保険が非常に充実しています。病気・障害・死亡・失業・老後・介護・出産等の様々な出来事に対して保障があります。ほとんどの人にとっては公的な社会保険と貯金だけでも十分対応が出来る事が多いです。

民間保険に入る場合にはまずは社会保険でカバーできる範囲を調べ、それでも足りない場合に民間保険に頼るようにしましょう。

必須の民間保険は3つだけ

日本での生活では必須の民間保険はこの3つだけです。

  1. 死亡保険:損失額は数千万〜数億円、残された家族に大きな影響がある
  2. 火災保険:周囲への被害によっては数千万〜数億円の損失
  3. 自動車保険:人に障害を与えてしまった場合は数千万〜数億円の損失

上記の3つは確率は低いものの、起きてしまった場合には莫大な損失となります。このような低確率・大損失の事象に対してこそ保険を使うべきです。もっとも死亡保険については、養う家族が居なければ必ずしも必須ではありません。

民間の医療保険は基本的に不要

よく保険の話になった時に話題にあがるのが”民間の”医療保険ですが、ほとんどの人にとっては不要です。

日本には「国民皆保険制度」があるため民間の医療保険に入っていなくても金銭面での保障を受ける事ができます。保険により自己負担額は実際にかかった額の3割のみです。そして高齢者は1-2割のみの負担です。

また高額療養費制度により支払う金額の上限が決まっています。どれだけ高い治療を受けたとしても、最大月5〜15万円程度の負担となります。1000万円の3割は300万円ですが実際に払う金額は高額療養費制度により5-15万円の上限を超える事はありません。

世界で比べてもこれだけ皆保険制度が充実している国はほとんどありません。そのため日本では公的保険でカバーできる範囲が多く、必ずしも民間保険は必要ないといえます。

とはいえ月5〜15万円という金額は決して少ない金額ではありませんが、上記の数千万〜数億円の損失と比べれば圧倒的に少ない金額です。このように確立が低く、損失が大きくない場合には貯蓄でカバーするのが理想です。

参考文献:お金の大学

車の維持費

本当に車は必要ですか?

車の維持には使用していなくても大きな固定費が必要となります。海外に長期滞在するのであれば、使用しないのに高い維持費を払い続けるのは非常に大きな損失となります。

私自身は10年以上車を使用していましたが、海外に行く前に手放しました。日本には様々な代替手段があるため私はほとんど困ることはありませんでした。

住んでいる地域や環境によっても異なることではありますが、海外に行く予定の人は経済的余裕のためにも、一度車の維持について考えてみてください。

具体的な金額

車の種類や使用頻度にもよりますが、車体代金の他にも、ガソリン代、駐車場代、保険代、車検時の費用等を合わせると月々に5-7万円近い維持費が必要となります。

単純計算すると50年間車を使用すると4000万円近い金額が必要になります。

車の代替手段

どうしても車がないと困るという人も多いと思いますが、今の日本には様々な代替手段が存在します。

  • 公共交通機関
  • カーシェア・レンタカー
  • タクシー
  • 家族でシェア

タクシーの使用は高く感じると思いますが、高頻度の使用でなければ車の維持費よりも安くなることが多いです。

私は車を手放した後、遠出の時にレンタカー、近場の移動でタクシーを使用していますが車の維持費よりも安くすみます。

参考文献:お金の大学

家計簿アプリを使用する

今までに家計簿をつけてみようと思ったけど、どうしても続かない、、、。

このような人は多いと思います。最近では家計簿アプリが

 

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